アイズリー・ヴィンヤード(旧アロウホ) カベルネ・ソーヴィニヨン "アルタグラシア" ナパ・ヴァレー [2015] (正規品) Araujo ReRed Wine Altagracia
Item Number 1
[プチ] アイズリー ■悲願の100点満点到達「カリストガの至宝」が放つ価格1/3ながら希少性で遥か上回るシスターキュヴェ【Araujo Cabernet Sauvignon "Altagracia" Napa Valley 2015】 《 ファーストが100点のグレート・イヤー 》 ◎上記はミシェル・ロランを交えてのブレンディング会議。
「若くして楽しめながらも、トップ・キュヴェであるエステート版カベルネと同等の様式にて仕立てられるカベルネ。
」それがカリストガ至宝、満点生産者 『アイズリー』(旧アラウホ)のお値打ち版希少キュヴェ、『アルタグラシア』。
ハーランのメイデン、ダラ・ヴァレのナパ・カベ、イーグルのセカンド・フライト、シェーファーのワンポイント・ファイヴなどなど、秀逸な100点ナパのセカンド格は数多くありますが、私イナムラ的に、"実は最もコスパが良いのでは?" と感じる対象の一つがこの 『アルタグラシア』 だったりします。
ロバート・パーカーもまた「価格ほどの差は無い」と述べており、その高い費用対効果(と少ない生産量)から、本家アロウホよりも入手困難な人気作として知られます。
特にこの’15年は、ファーストの 『アイズリー』 が【RP100点】を獲得した偉大なヴィンテージ。
アルタグラシアも【JS95点/RP94点】のビッグ・イヤーとなりました。
今や100点ナパのセカンドも、3万、5万円が当たり前となってきましたが、それらの中にもこれほどの高評価を得る作品は稀です。
ましてやいまだに二万円台も前半で手に入りながらのこのクオリティとは圧巻です。
◎アルタグラシア(Altagracia) アルタグラシアに用いられるアイズリーの果実は東側のパーセルで、この区画特有の個性があり、アイズリー曰く、具体的にはきめ細かいタンニンと凝縮感、そして幾層にも重なる果実味だそうです。
アルタグラシアの名称は、オーナーであるバート・アラウホ氏の父方の祖母の名前に由来しています。
また稀に、「アルタグラシアもアイズル・ヴィンヤード産果実100%」として販売されている場面を見掛けますが、実際には、ヴィンテージによってアイズル産果実外の果実がブレンドされケースも。
なお、ワイナリー売却により、’12年までがアラウホ名義で、’13年以降はアイズリー・ヴィンヤード名義。
またこの切り替わりのタイミングで、従来の "レッド・ワイン"から(表記上の単一)"カベルネ・ソーヴィニヨン" へと変更されています。
▼ 『アイズリー・ヴィンヤード』…ナパで最も偉大なグラン・クリュ。
その歴史をも含め、ナパで最も重要な畑の一つとされるアイズリー(アイズル/Eisele/左画像)。
始まりを紐解くと1880年代まで遡ることが出来、当時はジンファンデルや白品種が植えられていたそうです。
カベルネ最初の植樹は1964年。
5年後の1969年に畑名の由来でもあるミルトとバーバラのアイズル夫妻が購入します。
夫妻の育てた葡萄はたちまち評判となり各方面に出荷されますが、特にここからの果実を気に入り、最初にアイズルの畑名入りワインを手掛けた造り手がリッジやフェルプス(>>こちら)。
リッジ×アイズルは後にオークションで$3,000の値が付いた事も。
成功を収めたアイズル夫妻は晩年、引退を控えて畑の売却を算段し始めます。
アイズルの名を高めた最大の立役者はやはりフェルプスでしたから、夫妻はフェルプスの二代目、ジョー・フェルプスにまず最初にオファーを出しました。
誰もがフェルプスが購入すると思ったアイズルでしたが、ジョー・フェルプスはこの話を断ります。
そして次点として話が来た先こそが、現オーナーのバート&ダフニのアラウホ夫妻だったのです(ちなみにこのとき畑の売却を担当した人物が、当時不動産屋だったジーン・フィリップス…スクリーミング・イーグルの創設者)。
「これほどの畑を、何故フェルプスは買わなかったのか?」 その理由は恐らく「土地が大きすぎ、畑が小さすぎた」から。
アイズルの畑は14haしかありませんでしたが、売りに出された土地はそれを含めて55haもありました。
畑を手に入れるためだけに、土地55haぶんの資金を投入することは躊躇われたのでしょう。
フェルプスはまた、土地の購入者から、畑をレンタルするか或いは果実を買い付けたほうがベターだとも考えたのだと思います。
しかし、それは叶いませんでした。
なぜならアラウホ夫妻がここからワインを造り始めたからです。
1991年、この畑から二つのワインが造られました。
一つはアラウホの最初のワイン。
そしてもう一つは、フェルプス×アイズル最後のワインでした。
後に開かれたアイズル・ヴィンヤードの25周年パーティにて、ジョー・フェルプスは当時を振り返ってこう漏らしました…「人生最大の過ちは、アイズリーを購入しなかったことだ」と。
◎Wine Advocate #233(2017.11)より 【RP94点】 「Deep garnet-purple colored, the 2015 Cabernet Sauvignon Altagracia has slightly muted black cherries, crushed black plums and cassis with hints of licorice, black soil and cracked pepper plus a waft of tapenade. Medium to full-bodied, rich and expressive in the mouth, it delivers a lot of layers and wonderfully fine tannins, finishing long and earthy.」 (Lisa Perrotti-Brown) 2015年はカベルネ88%、フラン5%、プティ・ヴェルド5%のブレンド。
フレンチ・オークにて20ヶ月程度の樽熟成。
2015年は表情豊かなフルーツのブーケで始まり、エネルギーに満ちた印象的なヴィンテージとなりました。
ダークチェリー、ラズベリー、ボイセンベリー、バニラとシナモンのノート。
強いボリューム、豊かなコクがあり、丸みを帯びた球体の旨味に、長いフィニッシュ。
タンニンは非常に細かくしっかりと編み込まれ、外向的。
奥深き風味とエレンガンス、混沌とした酒肉の渦巻く凝縮といったコントラストは1st.譲り。
それでいて価格は僅か1/3…とくれば、嘗てのレビュワー、A・ガローニがアドヴォケイト誌で次のように述べたのも頷けるというもの… ●「これはもはやセカンド・ワインではない…」と。
■パーカー監修アドヴォケイト誌94ポイント ■ジェームス・サックリング95ポイント
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カリフォルニアワインのYANAGIYA |
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22,900円(税込み) |